寄稿 長井進のIR講座 第3回 株主構成と企業価値

前回は、カゴメの株主が17万名までになったことをお話しした。個人株主が増加したことによるメリットは、なんといっても時価総額の増大、高止まりである。あの日経平均が半減したリーマンショックの時でさえ、カゴメの株価は2、3割程度の下落に止まり1,500円前後で推移していた。時価総額と株主資本・純資産とのかい離は大きく、PBRで見ると1.6~1…
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寄稿 長井進のIR講座 第2回 個人株主との交流における重要な視点

個人株主、なかでも「お客さまファン株主」とは、その企業の商品を日常的にお使いくださるごく一般の大衆の方々である。その大衆個人の株主の方々が企業の発信する情報について、直接的にしろ間接的にしろ、どのように受けとめられているのか、この事実認識が一番肝心だと考えている。 その核心となるものが、“フェア・シンプル・タイムリー”に固執した情報開…
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寄稿 長井進のIR講座 第1回 安定株主と優良顧客を同時に確保するSR(利害関係者向け広報)とは?

『情報開示によって「対話と交流」をどのように実践躬行するか!これまでカゴメで培った「お客さまファン株主向け活動」の事例を広くお伝えして、多くの企業に多少とも参考にしていただき、活用いただくために』 毎年6月にカゴメの定時株主総会が開催される。その参加者の99%が個人株主だ。小さい子供を連れたお母さんもやってくる。大半がごく普通の人…
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知性というプラットフォームー震災後1カ月のニュースから

震災から今日で1カ月となりました。被災された方はさぞお辛いことと思います。1日も早く今の状況が改善されるよう願ってやみません。 それにしても、私たちは震災と福島の原子力発電所の事故で、足元の基盤は盤石そうに見えて実は脆弱だという事実を思い知ることになりました。古の賢人は、「われわれは弱い葦のような存在である。しかしこの葦は考える葦…
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自社の株主(個人)に対するIR活動を行うために重要なこと。まず自社の株主から

一般に、上場企業の株主数(保有株式数ではなく)で最も多いのは個人株主です。企業の経営者やIR担当者は、最近よく「個人投資家向けのIRを重視する」といいますが、その前に、まずは自社の個人株主が満足するIR活動、株主還元を行っているかどうかを検証する必要があるのではないでしょうか。 これを検証するために、株主は企業に対して、何を求める…
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IR学会でのIFRSに関する議論

 今回は、2月6日に一ツ橋大学で行われたIR学会(http://www.jasir.jpn.org/)の内容から、企業財務委員会佐藤行弘審議員の基調講演をご紹介します。筆者は当日所用で出席していませんので、出席者の議事録から所感を交えずサマリーを作成しました。講演で述べられた内容を語彙も含め忠実になぞっていますが、当ブログの文章に関する…
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「良い会社」とは?

実は私は兼業で学生もやっておりまして、この間久しぶりに大学にいき講義を聞いたのですが、その内容が興味深いものでしたので、ご紹介したいと思います。 その大学の教授で大手経済紙(つまり日経新聞ですが)の客員コラムニストをやっておられる西岡先生の講義のお話です。先生が書かれた日本版バロンズ(ヴェリタス)のコラム*1についての話。かいつま…
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あなたはなぜ不幸か(行動経済学から)

最近はやりの経済学分野に、「行動経済学」というものがあります。 ちょっとIRとは離れるお話ですが、本日はそれを取り上げてみたいと思います。 近代経済学は、人間は経済合理的な行動を取るものである、ということを前提として理論を組み立てていますが現実にはそうでもない。合理的でない行動を取るのはなぜか、例えば、雨が降ると株価が思わしくな…
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IR活動の効果(取引コストの経済学)

新年あけまして、おめでとうございます。 年末年始はまたしてもすっかりなまけてしまい、久方振りの更新となりました。 さて、本日はIRの効果について考えてみたいと思います。 あまり一般の人にはなじみがないかも知れませんが、一昨年ノーベル経済学賞を受賞した米国の経済学者にウィリアムソンという人がいます。この人は制度学派と呼ばれ、コー…
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アニュアルレポートに対する幻想

比較的規模の大きな企業のIR予算の中で、相当の%を占めているのが、このアニュアルレポートではないでしょうか。ARとは、企業の経営情報+業績・財務情報(監査レポート付き)を英文(今は和文もあり)で作成し投資家やアナリストに配布するものです。見本となっているのは、US企業のもので、SECが株式を公開したりワラントを出している企業に対して求め…
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クリスマスケーキに対する強い選好

土曜日はクリスマスイブだったので,思い立って何年か振りにデバートへケーキを買いに行きました。そこではどの売り場でもクリスマスケーキを買うために30人くらいの行列ができていてとても驚いたのですが、それ以上に、クリスマスケーキの値段にも驚愕しました。ショートケーキ4つ分くらいの大きさの丸いケーキが、1つ4千円くらいです。普段より40-50%…
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誤解の多いIRの目的

先日、IR協議会主催のIR大会がありました。予算が厳しくなったのか、ブースに出展するIR支援企業が少なくなっていたのが印象的でした。でも不況というのは悪いことばかりではありません。IR活動ひとつとっても、これって本当に必要?と検討し、活動の在り方そのものを見直すよい機会になります。IR支援会社も、自分たちのサービスが社会から本当に必要と…
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書籍紹介:投資の大原則(The Elements of Investment)

怠けもの、の本性が出て、ブログを全く更新していませんでした。久々の更新です。 IRやファイナンスに近い方ならよくご存知のバートン・マルキール、チャールズ・エリスが、投資の初心者のために わかりやすく基本的な原則を紹介しています。 (マルキール先生は「ウォール街のランダムウォーカー」、エリス先生は「敗者のゲーム」の著者です。) …
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IFRS って?

というわけで、皆さん既に研究済でしょうが、荒くてもいいから素早く内容を知りたい人のために、IFRSについて簡潔に論点整理をしてみたいと思います。 1. IFRSとはなにか- 国際会計基準審議会(IASC)」が採用した会計基準です。 2005年にはEUが適用を義務付け、SEC基準を持つ米国も2002年に共通化で合意しました。 …
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書籍紹介 『株式投資家が会社に知って欲しいこと』 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム 編

日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム 編(2008年) 『株式投資家が会社に知って欲しいこと』 http://www.jcgf.org/jp/publishment/investor.htm どのようなことにも流行があって、最近のIRは個人投資家向け。でも巨額の運用資産、運用のプロフェッショナルであるという点において資本市…
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